まだ食べられる食品を捨ててしまう“食品ロス”については、アイデアよもやま話 No.3226 最新の食品ロス事情!などでこれまで何度かお伝えしてきました。
そうした中、10月25日(日)放送の「サキどり」(NHK総合テレビ)で”食品ロス”への新たな取り組みについて取り上げていました。
そこで、5回にわたってご紹介します。
3回目は、楽しく”食品ロス”を削減する”サルベージパーティ”についてです。
家庭から出る“食品ロス”を減らす取り組みとして注目されているのは“サルベージパーティ”です。
サルベージとは救い出すという意味で、自宅で余った食品を持ち寄って料理を作り、みんなで食べてしまおうというのです。
“食品ロス”の削減を考えるグループが主催したパーティ(東京都渋谷区)では、インターネットで申し込んだ15人が集まりました。
料理を作るのはプロのシェフ、参加費1500円で、この日は8品作ってくれました。
自宅で持て余していた食品が美味しい料理に大変身です。
プロの工夫を間近で学べるのも楽しみの一つです。
この“サルベージパーティ”の主催者の平井 巧さんは、番組の中で次のようにおっしゃっています。
「一人一人で出来ることは必ずあると思っていまして、美味しく食べていただくこと、まずはそれがフードロスについて考えるきっかけ、第一歩だと思っています。」
今回ご紹介した“サルベージパーティ”も以下の観点からとても素晴らしい取り組みだと思います。
・家庭の賞味期限切れ間近の食材の有効利用による“食品ロス”の削減
・サルベージパーティに参加することによって、“食品ロス”に関心のある方々と知り合いになれるチャンスがあること
・サルベージパーティは身近な仲間内でも簡単に開催出来ること
・手ごろな参加料金でプロの味を楽しめること
・プロの工夫を間近で学べること
・プロのシェフにとっても新たなビジネスチャンスになること