2015年08月06日
アイデアよもやま話 No.3148 EVの進化 − ワイヤレス・インホイールモーター!

5月28日(木)の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)ワイヤレス・インホイールモーターのEV(電気自動車)について取り上げていたのでご紹介します。

 

既に車輪にモーターを組み込んだインホイールモーターのEVの開発はかなり進んでいますが、今回ご紹介するのはそのインホイールモーターをワイアレス化したEVです。

このEVを民間企業と共同で開発しているのは、東京大学先端エネルギー工学専攻の藤本 博志准教授で、数年以内の実用化を目指しているといいます。

 

これまでのインホイールモーターは電気を送るケーブルが必要でしたが、そのケーブルが壊れるという問題がありました。

そこで、バッテリーから電気を無線でタイヤに送る世界初のワイヤレス・インホイールモーター技術を開発したのです。

ケーブルが無くなった分車体も軽くなり、モーターの力がより効率的に伝わることから燃費が2割ほど改善するといいます。

 

以前、アイデアよもやま話 No.3134 広範囲のワイヤレス給電!で無線で室内全体の広い空間に電力を送るワイヤレス給電についてお伝えしましたが、室内や自動車など全てのモノの送電、あるいは給電をワイヤレス化出来れば、ケーブルが無くなり空間全体がすっきりし、省エネ化にもつながります。

そして、その基礎技術は徐々に進歩していますから、遅くとも2050年くらいまでにはかなりのワイヤレス化の普及が期待出来ます。


 
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