私は、以前から自宅の床にある何本もの電源コードのスパゲッティ状態をワイヤレス給電技術により解決出来ないかと思っていました。
そうした中、5月10日(日)放送の「未来の起源」で広範囲のワイヤレス給電をテーマに取り上げていたのでご紹介します。
成末
義哲さん(25歳)は東京大学大学院情報理工学系研究科(本郷キャンパス)で、無線で室内全体の広い空間に電力を送る研究を行っています。
ケーブルを使わずに携帯電話などの充電を行うワイヤレス電力伝送です。
従来のシステムでは狭い範囲でしか電力が送れませんでした。
それに対して、成末さんたちが開発したシステムは広範囲に電力を送ることを可能にしたのです。
給電にはコイルのようなものを使いますが、マルチホップ型無線電力伝送というバケツリレーのようなかたちで電力を送っていくことで広範囲に給電出来るのです。
このような方式により、将来的にはコンセントやケーブルは不要になり、床や壁などから必要な電力を必要な分だけ供給出来るようになると考えています。
なので、家の中に入るだけで携帯電話やスマホが充電出来るようになるだけではなく、ゴチャゴチャになっているコンセントなどが全くすっきりして無くなるようなシステムが作れると成末さんは考えています。
まさに、私の期待していたワイヤレス給電が成末さんたちの開発した給電システムにより実現出来るのです。
市販化までにまだどのくらいかかるか分かりませんが、出来るだけ早くリーズナブルな価格で市販化していただきたいと思います。
この給電システムの普及により、一般家庭やオフィスなどの床などは間違いなくスッキリするはずです。