2014年04月08日
アイデアよもやま話 No.2732 人間の脳の消費電力はたったの20w!
2月11日(火)放送の「ワールドビジネスサテライト」 (テレビ東京)で人間の脳の消費電力について取り上げていたのでご紹介します。
 
コンピューターとプロ棋士との対局に関して、ボストンコンサルティンググループ日本代表の御立 尚資さんは番組の中で次のようにおっしゃっていました。
「(こうした対局は)面白いなっていうだけでなく、今後のコンピューター技術の進化にとってすごく大事なんだそうです。」
「(ですから、IBMは)創業者の名前を付けたコンピューター、ワトソンをいろんな場所に出してくるんですね。」
 
「人間の脳ってこれだけ複雑なことをやっていて、電気の容量でいうと20wくらいなんだそうです。」
「で、同じくらいのを理論的にコンピューターで作ると発電所1基確実にかかると。」
「やっぱり、人間の脳の非常に生産性の高いエコの仕組みを使っていかないとコンピューターはそろそろ限界にくるというので、先ほどの囲碁も含めてどんな風に使っているんだろうと、それを分かっていくためにやっているんだそうなんで、(人間の脳と)いつ並ぶか非常に興味深いところですよね。」
 
ここ何年かで、スパコン(スーパーコンピューター)がチェスや将棋で人間との対戦で勝つまでに技術が進化しています。
でも、人間の脳の電力が20wというのはとても驚きです。
消費電力20Wと言えば、パソコンやスマホとほどんど同レベルです。
ですから、人間を脳は超ド級のウルトラスパコンと言えます。
 
これをコンピューターの側からみると、まだまだ改善の余地が沢山あるということになります。
何しろ発電所1基と20wという途方もない差があるのですから。
もし、現在のスパコンの処理能力が人間の脳レベルに近づいたら、それだけで大変な省エネ社会になるはずです。
それにしても、人間の脳はまさに”神による最高の創造物”(もし、神が存在していればのことですが、)で省エネの極致ではないでしょうか。

 
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