2013年07月28日
No.2514 ちょっと一休み その394 『日本は”課題解決先進国”を目指すべき』
日本は”課題先進国”であると以前より小宮山 宏 三菱総合研究所理事長が提唱されております。
課題先進国とは、国際的に先例のない課題を多く抱え、それをいかに解決し、乗り越えていくかという問題に直面している国、というような意味です。
確かに日本は、少子高齢化、化石燃料の過度な海外依存によるエネルギーの安定的な確保などの課題に他国に先駆けて直面しています。

さて、ここで注目すべきは、課題先進国のままの状態をいつまでも続けているのでは意味がありません。
課題先進国から実際に大きな課題を解決して他国からも日本の対策は素晴らしいと認められるような課題解決先進国へとシフトすることこそ意味があるのです。
少子高齢化は当面避けられませんが、世代間をまたがって社会的なバランスを取り、あるいは再生可能エネルギーへのシフトにより持続可能な社会を作り上げ、更には国民全体が心地よく暮らせるような国を実現してこそ世界に誇れる”課題解決先進国”と言えるのです。

 
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