2011年02月20日
No.1752 ちょっと一休み その265 『近い将来はネットでお参り!?』
1月23日付けヤフーのネット・ニュースによると、お墓や遺影、戒名、生前の写真がパソコンや携帯電話の画面に現れる「ネット墓地」が登場しています。
「ネット墓地」を始めたのは功徳院・すがも平和霊苑内(東京・巣鴨)です。
また、方等院(愛知県名古屋)には実際にあるお墓をネット上でお参りしたり、葬儀や法事にパソコンを通じて参加できるサービスがあるそうです。

もちろん、実際にお墓参りをすることが出来ればそれに越したことはありません。
でも、少子高齢化で子供がいなかったり、お墓が遠方にあってお墓参りに出かけるのが大変な人たちにとってはありがたいサービスだと思います。

思えば、現在の葬儀形態も初七日の営みを葬儀と同日に行ったりして、昔に比べればかなり簡略化されていますが、これも既に一般的になっています。
ですから、「ネットでお墓参り」も近い将来には当たり前の時代になっているかもしれません。

ちなみに、私のよくハイキングに出かける鎌倉の建長寺ではお守りのダウンロード・サービス(525円)を行っています。
携帯待受けを配信しており、「雲龍図」と「ご朱印」の2バージョンがあるのです。
お寺も時代とともに、サービス形態を変化させているわけです。

歳のせいか、どうもお寺や神社とITサービスとの結びつきには違和感を感じてしまいますが、いずれこれも当たり前に思えてくるのでしょう。
また、パソコンや携帯電話で常に故人を身近な存在として感じていることが出来る、というメリットもありますから、今後ITを駆使した付随するサービスがいろいろ現れてくると思われます。

 
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