2010年09月27日
アイデアよもやま話 No.1627 G空間EXPO 2010に行って来ました!
9月20日(月)、21日(火)、と二日間にわたりパシフィコ横浜で開催のG空間EXPO 2010に行って来ました。
ちなみに、主催者のHPによると、「G空間社会」とは地図とGPSで得られる”いつ”、”どこ”にさまざまな情報を組み合わせることでより便利で楽しいサービスを受けることの出来る社会を意味しています。

「G空間社会」が大きな話題になっている背景には先日打ち上げに成功した準天頂衛星初号機「みちびき」の存在が大きいと思います。
「みちびき」とGPS衛星とを組み合わせて衛星測位実験や衛星測位の精度を良くする実験が行われます。
その後、3機の準天頂衛星を用いた実験に進みます。
ですから、近い将来3機が8時間づつ順番に日本の上空に来るようにすることによりカーナビの精度が現在の約10mから数十cm〜数cmへと飛躍的に向上することが期待されています。
この精度向上によりカーナビの実用性向上や迷子や盗難車などの捜索もとても容易になるはずです。
また、これ以外にも位置情報を使うことによって田植えの自動化などいろいろなアプリケーションの可能性が開けてきます。

また、並行して携帯電話などを使った「仮想現実(Vertial Reality)」もどんどん進化していくと思われます。
こうして今後、”場所”、”時間””、”関連する様々な情報”の3要素が今後どんどんいろいろなかたちで結びついていくと予測出来ます。
更に、これらの集約されたデータに”個人情報”の視点を加えて分析・活用することにより個人個人の好みに合わせたよりきめ細かいサービスが可能になるのです。

 
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