2010年08月28日
プロジェクト管理と日常生活 No.138 『花火大会の開催にもチェックポイントがありました。』
8月12日(木)、毎年の夏のように千葉県の外房の実家に里帰りしました。
車が実家近くまで来る途中、その日が地元の花火大会であることを知らせる立て看板を何回か目にしました。
そして、実家近くのファミリーレストランでランチを済ませた後で見かけた立て看板では開催日が翌日の13日(金)に変更されていました。
実は、台風の影響で途中の高速道路「東京湾アクアライン」の「海ほたる」を過ぎたところで風速16mの強風のため時速60kmの速度制限がされていたのです。

それで、プロジェクト管理で言うところのチェックポイントを思い出してしまいました。
恐らく花火大会の開催責任者は、あらかじめ天候などの具合をみて開催を延期するかどうかを決断する日時を決めておいたのです。
それに従って、遠くから花火を観に来る人たちが開催するのかしないのか迷ったり、あるいは早めに観に来てしまう人たちが現れてしまうことを防げたのです。
もちろん、開催関係者もその指示に基づいて無駄のないスムーズな準備作業を進めることが出来たのです。

このように重要な局面で決断するポイント(日時)をプロジェクト管理ではチェックポイントと呼んでいます。
以前、マスタースケジュールの中でもそのキーポイントであるマイルストンを守り抜くことこそプロジェクト成功のカギであるとお伝えしました。
そうは言っても、実際には不可抗力などいろいろな理由によりどうしても作業を予定どおり先に進めることを断念せざるを得ない状況に陥ることはあり得るのです。
そうした状況下でチェックポイントは威力を発揮するのです。

ソフトウェア開発において、特に重要なチェックポイントはサービスイン(開発したソフトウェアによるサービス開始)を予定通りするかどうかの決断です。
開発したソフトウェアに全く不具合が見つからなければ、簡単に実施の判断が付くのですが、問題は予定通りサービスインを出来るかどうか微妙な不具合のある場合の決断です。
ですから、あらかじめチェックポイントの時点において作業を予定通り進めるための、あるいは断念するための要件を明らかにしておくことが大切なのです。
例えば、軽微な不具合であれば、ある程度残っていてもサービスインするし、重大な不具合であれば1つでも残っていればサービスインを延期する、というようにです。

ちなみに、翌日13日(金)は天気も回復し、無事花火大会は開催されました。

 
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