2010年06月26日
プロジェクト管理と日常生活 No.129 『3割の力が残っていれば再起可能』
 以前、ソフトバンクの孫正義社長の講演を聴いたことがありますが、講演の中で特に印象に残った言葉があります。
それは、「3割の力が残っていれば再起可能」というような趣旨の言葉です。
ご存じのように、孫さんは大胆な戦略や投資を実行されていますが、実はこれらが失敗しても何とか挽回する余力を常に考えているのです。
その余力が具体的には3割の経営資源、ということです。
孫さんは、歴史の教訓から3割以下では再起困難、と判断されているのです。

これは、経営上のリスク対策、と言えます。
千載一遇のチャンスと言えども、そこに全ての経営資源を投入して万一失敗してしまえば、そこで事業は終わってしまいます。
ですから、再起出来るだけの余力を残しておくことが必要なのです。

ちなみに、孫さんは次のような趣旨のこともおっしゃっていました。
「全力で事業にあたり、万一失敗したらその時は潔くそれを受け止めよう。」

 
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